巨人がDeNAにサヨナラ負けを食らった。

 同点の九回2死一塁から、6番手の高木勇が筒香嘉智(25)にバックスクリーン左へ叩き込まれた。高橋由伸監督は「八回に4点取った? そうだね。どちらと言える流れじゃなかったので、何とかもう1点取れれば、というのはあったけど」と打たれた高木勇は責めなかった。

 眠れる天敵を起こしてしまった。筒香は言わずと知れた侍ジャパンの4番。開幕以降、巨人はこの主砲に細心の注意を払い、試合前まで対戦打率・225、1本塁打に抑えていた。21日の初戦も5タコ。このまま眠っていて欲しかったはずが、

「4番のロペスに1、2戦で計8安打とめった打ちにされた。2試合を終えたロペスの巨人戦の打率が・357に上昇。この日の試合前、村田善バッテリーコーチが報道陣に囲まれ、ロペス対策を聞かれるなど物々しい雰囲気が漂った。そのロペスは無安打に抑えたが、4番に回したくないあまり、その前の3番・筒香への注意が散漫になってしまった」

 とチーム関係者。

 昨年まで巨人は筒香に打たれている。16年は打率・319、7本塁打。15年は・358、8発とカモにされてきた。

 そのうえ今季は、ロペスだけでなく、打率・350でセ・リーグ首位打者の5番・宮崎にも、この日3安打されるなど、巨人戦は同・340と打たれている。4、5番にお得意さまにされているところにもってきて、筒香に復調されたら、Aクラス入りは厳しくなる。

 巨人はセ・リーグがクライマックスシリーズを導入してから10年間、出場を逃したことがない。仮にリーグ優勝を逃しても、最低でも3位は死守してきた。現在4位に沈む巨人のもっかの目標は3位DeNAだ。対戦成績はこれで7勝7敗1分け。直接対決は10試合も残っている。ゲーム差は5に開いたが、これからのAクラス争いで、日本の4番を起こしたのはあまりに痛い。