巨人の山口俊(30)の処遇に注目が集まっている。

 11日未明に都内で飲酒した際に右手甲にケガを負い、その後に都内の病院で扉を破壊し、男性警備員を負傷させた「泥酔暴行事件」を起こし、本人は謹慎中だが、先日、老川オーナーが「活躍してもらえると思って(FAで)来てもらっているが、ああいうトラブルを起こされて球団としては大変困ったと思っている。本人も非を認めているということなので、ある程度の判断をつけざるを得ない」と苦言を呈していた。

 球団内には「警視庁の捜査次第では解雇も免れないのではないか」との強硬な声もあるが、オーナーが言う「ある程度の判断」とはどのようなものなのか。

「たとえ示談が成立しても、ことがことだけに『年内謹慎』は確実です。今後、再び東京ドームのマウンドに上がれるか。復帰したところでチーム内に居場所があるか。この一件で酒に酔って人に暴行を加えるという『輩』のイメージがついてしまった。戦力的には現時点で1勝1敗。高橋監督がそんな投手を使うのか。トレードもあるともっぱらです」(チーム関係者)

■問題児クルーズは楽天入り

 DeNAから3年総額7億円で加入した。ただ、1年目の今季の年俸は8000万円。FA選手にしては、それほど高額ではない。

「FAで獲得して1年目の選手がトレード要員になることはまずありません。ただ、警察沙汰になるような問題を起こした場合はその限りではない。怠慢プレーの常習者で、昨年のCSでメンバー落ちするはめになったクルーズは、巨人では“問題児”として二軍暮らしが続いていた。それでも2億4000万円の高額年俸を引き継いででも欲しいと楽天に請われ、金銭トレードが成立した。実力さえあれば、需要はあるということです」(前出の関係者)

 巨人は28日、育成の外野手・青山誠(25)、内野手・増田大輝(24)と支配下選手契約を結ぶと発表した。登録期限が7月末に迫る中、これで支配下登録選手は69人。70人まで1人しか空きはないが、山口俊が当分謹慎なら、実質マイナス1人になる。こんな状況なら、早ければこのオフにトレード要員になっても、不思議なことではないのである。