【全英リコー女子オープン 初日】

「優勝が目標」

 今季限りの引退を表明し、最後の全英女子オープンに挑む宮里藍(32)の意気込みだ。

 会場があるスコットランドは天候が目まぐるしく変わり、一日に四季があるといわれるぐらいだ。

 大会初日は午後に雷雲接近などで2度の中断があったが、午前組は晴天微風とコンディションに恵まれた。

 宮里より2組前でプレーして単独トップに立ったM・ウィー(27)は9バーディー(1ボギー)を奪い8アンダーまで伸ばし、初日アンダーパーは72選手と好スコアが続出した。

 現地時間午前7時58分スタートの宮里は、「絶好のコンディションでスコアが出るというイメージだったのに、思ったよりバーディーが少なかった」と語り、チャンスを生かせなかった。

 7番パー3でボギーが先行。1打目がグリーンをオーバーすると、アプローチは1・5メートルに寄せたがパーパットが入らない。続く8番パー5は3打目をピンそば50センチにつけて、すぐに取り戻した。

 インもパー3の12番でボギー。ティーショットが右ポットバンカーにつかまり、次打は2・5メートルにつけたがパーパットをカップ右へ外す。

 直後の13番で1メートルのバーディーパットを決めて再びイーブンパー73位タイだった。

 前週は今大会の調整をかねてスコットランド女子オープンに出場。強風が吹き荒れた3日目までは初日73(37位)、2日目73(24位)、3日目74(20位)としぶとくガマンして順位を上げた。そして風がやわらいだ最終日に69を出し「非常にいいゴルフができた」と手ごたえをつかみ今季ベストの13位だった。

 天候が荒れたらじっと耐えてパーセーブに徹し、穏やかになったら攻める。これがリンクスのマネジメントだ。

 だが、この日の宮里はフィニッシュで再三クラブから手を離すなどスイングが安定しなかった。

 また、「淡々とプレーできた。精神面は大丈夫」と、プロアマ戦で倒れた父親の影響はないと平静を装ったが、スタート前は睡眠不足のせいかまぶたが腫れているようだった。いずれにしろトップと8打差。「明日は我慢強くやりたい」と語ったものの、好天でスコアを伸ばせないようでは勝負にならない。