28人のプロテクトリストから漏れた大物は他にもまだいたようだ。

 巨人にFA移籍した丸の人的補償として長野久義(34)を獲得した広島の緒方孝市監督(50)が9日、マツダスタジアムを訪問。松田オーナーへの新年の挨拶を終えると、「実績もあるし、力もある。優勝、日本一に向けて期待するところは大きい」と報道陣の取材に応じたのだが、巨人ナインに波紋が広がったのは、同日にスポーツ報知が緒方監督のこんなコメントをデジタル版で配信したからである。

<若い選手はほとんどプロテクトされていたが、長年巨人で働いていた選手はかなりリストから漏れていた。そこ(ベテラン)に絞るか、若いがプロテクトから外れた選手にするかという話をしていた。最後、誰にするか球団に一任した>

 巨人のチーム関係者がこう言う。

「リスト漏れしていたという『長年巨人で働いていた選手』が誰なのか。『長年』とすれば該当する選手はそう多くない。すぐさま選手が、阿部慎之助や亀井、沢村なんかの名前を囁き合う状況です。内海と長野が流出しただけに、あり得ない話ではありませんから」

 ただでさえ、ベテランを切り捨てながら、若返りを図るでもなく、36歳の中島、37歳の岩隈といった他球団を戦力外となったロートルを引き入れるオフの補強には、主導する原監督に対して複雑な思いを抱く選手が少なくない。内海と長野のリスト漏れだけでもチーム内に動揺が走っているのに、他にも生え抜きの看板選手が流出の危機にさらされていたとすればその波紋は小さくない。