打撃好調のエンゼルス・大谷翔平(26)も小休止か。

 日本時間15日のロイヤルズ戦に「2番・DH」で出場し、3打数無安打1四球、2三振。連続試合安打は6で止まった。

 試合前には、ブルペンで23球を投げ、右手中指にできたマメの回復をアピールしたが、今季ここまでバットでは快音を響かせている。今回のロイヤルズ3連戦では初戦で放った右越え二塁打の打球速度は史上5人目の119マイル(約191・6キロ)を記録。続く第2戦では飛距離131・3メートルの特大の4号アーチを放つなど、並み居るメジャーの強打者も顔負けのパワーを見せつけているのだ。

 大谷は昨オフ、これまで以上にウエートに励み、上半身、下半身ともビルドアップに成功した。強烈な打球を放っているのはパワーアップのたまものと言えるが、疑惑の目を向けられかねない。

 90年代に本塁打王を争ったマグワイア(カージナルス)、ソーサ(カブス)の2人による禁止薬物使用が発覚して以降、長距離砲にはドーピング疑惑がつきまとうからだ。

 もちろん大谷は禁止薬物とは無縁とはいえ、メジャーの歴史に名を連ねるほどの打球を飛ばしていれば、大リーグ機構(MLB)が調査に乗り出すこともあるだろう。

 メジャーのドーピング検査は尿や血液を採取する方式。年に1回、全選手を対象にしたドーピング検査を実施する他、各球団から無作為に選手を選んだ抜き打ち検査を行っている。今後はMLBの検査官が大谷を指名する可能性はある。

 ドーピング検査は球団が選手を指名するケースもあり、これまで多くの日本人選手が球団の指示で検査を受けてきた。これは日本人選手の多くは検査を拒否しないし、禁止薬物に手を出していないという確信があるからだ。両者の思惑が一致して大谷が対象者に選ばれかねない。

 大谷は打てば打つほど、尿を採取される回数が増えそうだ。