日本列島がメダルラッシュに酔いしれた。平昌冬季五輪(ピョンチャン冬季オリンピック)では14日、日本人選手4人が銀3つ、銅1つのメダルを獲得。平野歩夢(19)の地元、新潟県村上市ではパブリックビューイング(PV)が行われ、住民らが歴史的な瞬間を見守り、歓喜の声を上げた。

 スノーボード男子ハーフパイプ決勝に進んだ平野のPVは、新潟県村上市教育情報センターで開催された。市民や平野の親戚ら約200人が詰め掛け、最後に米国選手に逆転されると、大きなため息が漏れた。しかし数秒後には、銀メダルをたたえる歓声が響いた。

 PVを観戦した高橋邦芳・村上市長(58)は「2大会連続の銀メダルは快挙。彼はもう、村上市の平野歩夢ではなく、日本の、世界の平野歩夢になっている」と話す一方で、「でも、ここが地元。帰って来ても、気持ちのいい場所にしておきたい」と約束した。

 市は祝勝会の準備に入っており、前回ソチオリンピック(五輪)では平野の凱旋(がいせん)パレードを開催。高橋市長は「敬意を表して、前回よりプラスのことをしたい」とパレードはもちろん、村上市から初の市民栄誉賞授与の検討も示唆した。市民栄誉賞は前回も議論に上ったものの、まだ中学在学中の15歳で「時期尚早」とされ流れていた。

 高橋市長が「私が知る限りいない」という市民栄誉賞。第1号にふさわしく、銀メダル2つを獲得した平野を迎えての華々しい授与式になりそうだ。【涌井幹雄】