ミスターから慎之助に証のブレザーを−。阿部の2000安打達成を受け、巨人終身名誉監督の長嶋茂雄氏(81)が名球会ブレザーの贈呈役の最有力候補となっていることが13日、分かった。

 今季中の本拠地東京ドームでの開催試合で表彰式を行う予定で、名球会の先輩から達成者へのブレザー授与は恒例のイベントとなっている。自身も2000安打を達成している長嶋氏が贈呈役を務めるのはパーティーなどではあるが、球場でのセレモニーでは異例となる。

 長嶋氏にとって阿部は監督ラストイヤーの01年に入団した最後のドラ1選手。正捕手に抜てきし、名選手への礎をともに築いた。現場での指揮を退いた後も、春季キャンプなどでは打撃指導を行う姿がある。今でもオフは食事に行くこともあり、14年オフは「このチームは、慎之助がやらないといけない」と熱く何度も語りかけたという。

 球団生え抜きでは5人しか達成しておらず、柴田勲以来、37年ぶりの快挙。巨人軍の象徴的存在である長嶋氏が阿部の分厚い上半身に、栄光のブレザーの袖を通させる瞬間は、最高のショットとなりそうだ。