<西武0−4楽天>◇8日◇メットライフドーム

崖っぷち熱投!! 楽天の“先発6枚目”滝中瞭太投手(26)が、7回を91球、1安打無失点で今季初勝利を挙げた。山賊打線を5回までパーフェクトに封じる力投でチームを今季初の同一カード3連勝に導き「前回の反省点が今回しっかりできたかなと思う」と胸を張った。

社会人出身の2年目右腕は前回登板の1日ロッテ戦で2回途中7安打10失点でKOされ、石井GM兼監督から「先発としてあのイニングを投げきれなかったのは失礼」と厳しい言葉を浴びた。翌日には12分以上も話し込んで“精神論”を注入され「2年目でやりたいことが明確に考えられている分、根本的なバッターに向かっていく気持ちが欠けていた」と猛省。「これが最後と思ってマウンドに上がった。腕を振って1人1人で全力でいこう」と基本に立ち戻り、初回から全力で目の前の打者に立ち向かった。6回に初めて迎えた無死一、二塁のピンチでは山野辺を一邪飛、金子を併殺に仕留め、グラブをたたいて雄たけびを上げた。

修正に導いた石井GM兼監督も「今日は攻めている感じがした。精神論じゃないですけど、気持ちの乗ったボールをしっかりと投げてくれたと思います」と納得の表情。好調の首位楽天にまた1枚、強力な手札が加わった。【鈴木正章】】