<中日2−5DeNA>◇8日◇バンテリンドーム

どえりゃあルーキーだがね〜。DeNAのドラフト2位牧秀悟内野手(22)が打率、打点の2冠に立った。1点を追う6回2死一塁。中日松葉の初球107キロカーブを左翼席に運んだ。一時逆転の3号2ラン。4回の第2打席は左前打を放っており、打率は4割3分1厘に上昇。広島菊池涼を抜いてトップに立った。さらに打点は13とし、阪神サンズを抜き、こちらもトップだ。

先輩たちが苦しめられていた松葉のカーブを狙っていた。「甘くなったら、がっついてやろうと決めていた。いい形になってよかった」。ベンチ前では、スローガンの「横浜一心」を表す「1」を左手の人さし指でつくった。チームメートも同じポーズで迎えることが定着。「皆さんが自分のポーズをやってくれてありがたい」と感謝した。

名伯楽の指導でよみがえった。オープン戦は序盤2試合目まで8打席中5三振。応援歌を継いだ村田修一ら強打者を育てた田代巡回打撃コーチの指導でボールの見方を変えた。「眉間にしわを寄せて集中してボールを見過ぎない。見過ぎると力が入る。リラックスできる」。ぼんやりと球を迎えると、選球眼が格段に上がった。出塁率もリーグ2位だ。

DeNAは昨季、バンテリンドームで11連敗していたが、今季は初のカード勝ち越しを決めた。「頭に置いてました。チームもいい雰囲気になってきた」と牧。次は同学年のライバル佐藤輝がいる阪神戦だ。【斎藤直樹】

◆牧秀悟(まき・しゅうご)1998年(平10)4月21日、長野県生まれ。松本第一では3年春に県大会優勝。高校通算11本塁打。中大では3年春に首位打者、同秋にMVP。ベストナイン4度。3年時には日米野球で大学日本代表の4番を務めた。20年ドラフト2位でDeNA入団。178センチ、93キロ。右投げ右打ち。