<高校野球兵庫大会:明石商7−0加古川東>◇2日◇3回戦◇高砂球場

夏の甲子園大会、地方大会の代替となる都道府県の独自大会は2日、各地で行われ、兵庫では今秋ドラフト候補で明石商の主将・来田涼斗外野手(3年)が3ランを含む2安打5打点と活躍した。

加古川東に7回コールド勝ちした試合には、日本ハム吉村GMら7球団12人が視察に訪れた。

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主将の一打で、試合をコールド勝ちに料理した。2回2死満塁。来田は「前の中森がつないでくれて絶対かえさないと」と右前へ先制の2点適時打を運んだ。4−0の6回には内角高めの初球を完璧に仕留め、高校通算34号の右越え3ラン。「点が欲しかったので1本出たのはうれしかった」。コロナ禍による自粛中、強化した内角さばきが結実。7点差に広げる1本が、夏2勝目を引き寄せる最後のトッピングとなった。

179センチ、85キロ。世代屈指の強打者は、中学時代から料理男子の横顔を持つ。自宅では時折、バットを包丁に持ち替え「KITA'Sキッチン」スタート。「自分で作って食べるの好きです。おなかが減ったら自分で簡単な料理は作ります」。メニューはタラコスパゲティ、チャーハンなど豊富で、出し巻き卵は兄渉悟さん(21)が「味は濃いめですが本当にうまいです」と絶賛する一品だ。自粛中はステーキチェーン店「ペッパーランチ」の看板メニューも再現。「(牛)ばら肉に焼き肉のタレとか調理酒も入れて、バターとか卵を入れます」。弟遥斗くん(13)から好評を得た。こだわりの自炊レシピは、体重を維持しながらの体作りにも役立った。

ただ、前夜は「僕がカレー好きなので」と母理絵さん(45)にカツカレーをリクエスト。好物で体力と気力を充電し、「1番中堅」で4打数2安打5打点と打線をけん引。「次もチーム全員が出られるように。つなぐ気持ちで行きたい」。8強までとなる県大会は残りあと2試合。目標とする全勝の夏へ、仕上げにかかる。【望月千草】

▽中日中田宗男アマスカウトアドバイザー (スイングに)力強さ、するどさがある。甘く入ると持って行かれるね。1日2、3本打てるだけのスピードは持ってる。

▽阪神熊野スカウト 下半身を使ったスイングが出来ている。力強くなっているし、ブレもなくなってきている。