<プロボクシング:ファイティング・ビー34大会>◇24日◇東京・後楽園ホール

東洋太平洋バンタム級王座統一戦が行われ、暫定王者ケネス・ラバー(23=フィリピン)が王座統一&初防衛に成功した。正規王者栗原慶太(32=一力)と拳を交え、1回2分33秒、レフェリーストップによるTKO勝利でベルト統一。サウスポースタイルから開始ゴングと同時に前に出ながら手数多く攻めると、左フックでダウンを先制。立ち上がった正規王者から左ストレートでダウンを追加し、最後は連打からの左ストレートでストップ勝ちに持ち込んだ。母国の英雄で元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオと比較され「パッキャオの再来」と言われる実力を敵地で存分に発揮した。

アウェーでの1回TKO勝利に何度もガッツポーズしながら歓喜に浸ったラバーは「1回にダウンを取れたのは予想外だった。様子を見ようと思ったがパンチが当たってくれた」と満足顔。「日本人の良い王者たちと試合がしたい」と笑顔を浮かべた。現在、同級はWBA王者が堤聖也(29=角海老宝石)、WBC王者が中谷潤人(27=M・T)、IBF王者が西田凌佑(28=六島)、WBO王者も武居由樹(28=大橋)と日本人が世界王座を独占している。

ラバーは「自信はないが、中谷潤人選手と戦いたい。1番強いからね。西田選手ともやりたい」と王者2人の名前を挙げた。同級のWBOアジア・パシフィック同級王者那須川天心(26=帝拳)とのアジア王座統一戦については「那須川選手は世界ベルトを持っていないから」と興味を示すことはなかった。