プロボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(26=帝拳)がRPGゲームになぞらえ、世界バンタム制圧の野望を口にした。8日、東京・有明コロシアムでWBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)とのノンタイトル10回戦を控え、7日には東京・後楽園ホールで前日計量に出席。リミット(53・5キロ)でパスしたサンティリャンに対し、那須川は100グラム少ない53・4キロでクリアした。両者とも全裸で体重計に乗った。

計量後、報道陣に取材に応じた那須川は、メインにWBC世界同級王者中谷潤人(27=M・T)−IBF世界同級王者西田凌佑(28=六島)の王座統一戦が組まれていることに触れた。「統一戦がある中でのセミファイナル。比べられると思うので、しっかりと自分の中の最大限を出して少しでも那須川天心が『次、行けるんじゃないか』と思われるような試合したい」と意気込みを示した。

試合会場にはWBA世界同級休養王者堤聖也(29=角海老宝石)、WBO世界同級王者武居由樹(28=大橋)もスペシャルゲストとして来場する予定。勝利したリングでのマイクパフォーマンスで挑戦する王者の名前を出すかどうかについて「それはしないと思うんすけど」と口にした後、こう続けた。

「やっぱ四天王がいるので、僕の中ではRPGゲームだと思っている。四天王を倒して。四天王を倒したところで、まだゲームは終わらない」。

RPGに例えれば、今回のサンティリャン戦の勝利は「ジムリーダーを全員を倒したみたいな。四天王と戦う権利を取るみたいなもの。1個1個の面をクリアしないといけないので。その全部のバッジをそろえるというのが今回の仕事かなと思う」と与えられたミッションをやり遂げる覚悟を示した。

チケットは完売しており、当日券の販売はない。約1万人は収容可能な有明コロシアムで、世界前哨戦に臨む那須川は「やるべきことはやってきたことを出すだけ」と強い決意を示していた。