<明治安田生命J1:大宮1−2東京>◇第21節◇9日◇NACK

 FC東京が約2カ月ぶりに勝った。前半30分にFW前田遼一(35)が先制弾。右CKのこぼれ球に詰めると、執念で左足に当ててゴールに押し込み「ラッキーな形でしたが、必死でした」。この日がJ1通算400試合目の出場で、自ら今季初ゴールを挙げての祝砲に「うれしかったです。でも、それ以上にチームが勝てたことがうれしかったですね」。6月4日清水エスパルス戦以来7試合ぶりの先発で、そのゲーム以来となる7戦ぶりの勝利に貢献した。

 1−1とされた後の後半32分には、FW大久保嘉人(35)が決勝点を奪った。左からの折り返しを冷静に持ち直し「ボールが来た時点で勝負が決まった」。狙いすました右足シュートでゴール左隅に蹴り込み、勝利に導く今季7点目を決めた。6月25日ジュビロ磐田戦で左足首を負傷。約1カ月半の離脱をへて前節5日の川崎フロンターレ戦で復帰したばかりだった。カムバック2戦目でゴールを奪い「長く休んでいたので、自分が出たら、点を決めて勝とうと思っていた。勝てない、苦しい試合が続いていた中でのアウェーでの勝ち点3。最高です」と喜びを口にした。

 前田は磐田時代の09、10年に史上初の2年連続得点王を獲得。大久保嘉は川崎Fに所属していた13〜15年に、前田の記録を更新する3年連続得点王に輝いている。元得点王コンビのそろい踏みで11位から10位に浮上した。この試合で大久保嘉は通算178得点に伸ばし、前田は153点目でランキング単独4位に浮上。計331ゴールの2人がFC東京を苦境から救った。