なでしこジャパンが5日、米国遠征から東京・羽田空港に帰国した。

 FIFAランク6位の日本は、現地で同1位の米国、同7位のオーストラリア、同8位のブラジルと4カ国対抗の国際親善試合を行い1分け2敗。初戦のブラジル戦こそ1−1で引き分けたが、続くオーストラリア戦は2−4、最終戦の米国戦は0−3と連敗した。高倉麻子監督(49)は「やれることと、まだ足りないものが見えた。明確にどのぐらい足りないか、現在地が分かった」と振り返った。

 現在のFIFAランクこそ上回っているが、今大会で全勝だったオーストラリアにはパワーで圧倒される場面もあった。高倉監督は「パワー不足は否めない。小手先の技術では勝てない。組織をよりパーフェクトにしていくのが日本のサッカー。判断とパワーのところを上げていきたい」と話した。今大会でチーム最多の2得点を挙げたFW籾木結花(21=日テレ・ベレーザ)も「収穫よりも課題が大きい。相手のスピードが速すぎて、何でこんなに違うのかなとも思った」と、スピードでも圧倒された印象を抱いたという。

 次回の代表招集は、10月22日に長野で行われるスイスとの国際親善となる。籾木は「女子サッカーは男子と違って、世界一を争うところにいないと人気が続かない。まずは代表が結果を残して、その後になでしこリーグに来てもらう流れをつくりたい」と力説。4月のコスタリカ戦以来、約半年ぶりとなる国内での代表戦での、チームの巻き返しを誓っていた。