スペイン1部バルセロナが、ブラジル代表FWネイマール(25)を移籍金2億2200万ユーロ(約289億円)で“強奪”したフランス1部パリサンジェルマンから、コンフェデレーションズ杯で優勝したドイツ代表の主将を務めたMFユリアン・ドラクスラー(23)の引き抜きに動いている可能性があるとドイツ紙ビルトが報じた。

 ビルトによると、ドラクスラーの代理人ロジャー・ウィットマン氏が6日、バルセロナの空港に到着しており、携帯電話で話す同氏の写真も掲載している。ウィットマン氏がバルセロナとドラクスラーの移籍の可能性を話しているかは不透明な部分があるが、ネイマールがパリSGに移籍したことで、攻撃的MFのドラクスラーが定位置を失う可能性があること、一方でバルセロナもネイマールが抜けた穴を補充する必要に迫られており、ともに利害は一致していると同紙は分析している。

 ドラクスラーは、15年8月にDF内田篤人が所属するドイツ1部シャルケからウォルフスブルクに移籍。英プレミアリーグのマンチェスターCに移籍したベルギー代表FWデブルイネの後釜として期待がかかったものの、チームの不調に巻きこまれるように真価を発揮できず、公式戦45試合で8ゴールに終わり、16年12月にウォルフスブルクからパリSGに移籍金4000万ユーロ(約48億円)で移籍。4年半契約を結び、初戦となったレンヌ戦で初ゴールを決め、好調に滑りだしたものの、リーグ戦17試合に出場し4ゴールにとどまっていた。

 一方、バルセロナがネイマールの代役として本命視しているのは、プレミアリーグ・リバプールのブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョだが、英紙サンはリバプールのクロップ監督が「コウチーニョは絶対に売らない」と断言したと報じた。その中、バルセロナはトットナムのイングランド代表MFデレ・アリにも関心を示しているとも報じられており、289億円という前代未聞の移籍金で成立したネイマールの移籍劇が、欧州主要リーグに大きな余波を与えている。