<ノルディック:札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会>◇4日◇札幌・宮の森ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS100メートル)

 男子はレジェンド、葛西紀明(土屋ホーム)が、18年平昌五輪を控えるシーズンの夏の大会で初優勝を遂げた。1回目に最長不倒となる98メートルを飛び首位。2回目も91・5メートルとただ1人、K点(90メートル)超えのジャンプを2本そろえて貫禄勝ちした。

 2位にはチームの後輩小林陵侑が入り、女子は伊藤有希が優勝した。「土屋ホーム・デイ」になり、監督を務める葛西は「ホッとした。自分の優勝よりワンツー、有希とのアベック優勝の方がうれしい」と頬を緩めた。

 2回ともにスタート位置は下から4番目と過去に例のないほど低い位置。助走路でスピードが出ず、1つのミスも許されないが、ベテランらしく安定したジャンプを披露した。「風ですね。ただ、風に乗れるということは、良いジャンプができているということ」と順調さをアピールした。

 5日はラージヒルの大倉山で大倉山サマージャンプ大会が行われる。「大きい台の方が僕のジャンプに合っている。土屋でワン・ツー・スリーといきたい」と最後まで冗舌だった。

 女子で昨季のW杯個人総合女王の高梨沙羅(クラレ)は、1回目に自身の持つジャンプ台記録を更新する104メートルを飛んだが、2回目は89・5メートルと飛距離を伸ばせず2位だった。