男子ゴルフ今季最後のメジャー、全米プロ選手権(10日開幕、ノースカロライナ州クウェイルホローC)の練習ラウンドが9日、同コースで行われた。

 タイガー・ウッズ(米国)の24歳206日を抜く24歳17日という最年少生涯グランドスラムがかかる、世界ランク2位ジョーダン・スピース(米国)は公式会見に出席。「重圧は感じていない。チャンスをつかむために全力を尽くす。勝つ気がないなら、ここに来てはいない」と、あふれる闘志を隠そうとしなかった。

 最終日に練習場から神がかり的なリカバリーショットを見せるなど終盤の爆発力で圧倒した7月の全英オープン。ウッズに次ぐスピード記録で通算10勝目を飾った6月のトラベラーズ選手権でも、プレーオフを劇的なチップインバーディーで制した。記録にも記憶にも残る勝ち方で今季すでに3勝。「ショット、特にアイアンの状態は今の方が『あの頃』よりいいと思う」とうなずく。「あの頃」とはマスターズ、全米オープンとメジャー2連勝を飾った15年のこと。若き名手は完全に自信を取り戻した。

 自身の偉業を阻止するライバルの1人として、自ら世界ランク3位の松山英樹(25)の名前を挙げた。「ヒデキは同年代の中では、おそらく最も強力な選手としてここにいる」。松山の日本男子初メジャー制覇か、スピースのウッズ超えか−。日米のゴルフファンにとって、目の離せない大一番となる。