<F1:英国GP>◇決勝◇16日◇シルバーストーン

 F1第10戦英国GP決勝では2台揃ってノーポイントに終わってしまったマクラーレン・ホンダだが、全体的なペースという点ではポジティブな要素が多かったと振り返った。

 ピットストップでフェリペ・マッサに逆転され11位に終わったストフェル・バンドールンは、フォースインディアやウイリアムズと同等のペースで戦える力があったと語った。

 「もちろんポイントが獲れなかったことは残念だけど、ピットストップで前に行かれなければマッサの前でフィニッシュできたはずだったし、今週末はたくさんのポジティブな要素があった。2台のフォースインディアやウイリアムズからそんなに離れていない位置でフィニッシュでき、残念ながら今日はポイントを獲ることはできなかったけど、その時はいずれやってくると思うよ」

 32週でリタイアしたフェルナンド・アロンソ車のトラブル詳細は調査中であるものの、燃料がエンジンに送られてこず燃圧が低下する症状で、燃料タンクからエンジンへの配管からの燃料漏れが疑われる状況だったという。

 アロンソは「今日はタフな1日だった。ペナルティで最後尾からスタートして、集団の中で苦しんで、最後はまたトラブルだ。おそらく燃料ポンプの問題か何かだと思う。今後も使わなきゃいけないエンジンだから、エンジンにダメージが及んでいないことを願っているよ」と語った。

 また、ホンダの長谷川祐介総責任者はレース後、アロンソ車のトラブルに関して次のように説明した。

「まだクルマから下ろして全部は確認できていませんが、大きなダメージはなかったと思っています。燃圧低下の原因は配管なのかポンプなのかまだはっきりとは分かっていないんですが、燃料が漏れ出ていました」

 別のホンダ関係者はその後、パワーユニット側のトラブルではないことを明言している。

 パワーユニットにダメージがなければ、2週間後の次戦ハンガリーGPでは2台ともにグリッド降格ペナルティを受けることなく最新型のスペック3を継続使用して戦うことができる。中低速コーナーが多くストレートが短いハンガロリンクは、マクラーレン・ホンダにとってマシンの不利が出にくいと予想されるだけに期待が掛かる。アロンソは「2週間後にはハンガリーGPがある。僕らにとっては合っているサーキットだし、良いチャンスが待っていると思っているよ」と巻き返しを誓った。

(米家蜂起通信員)