<明治安田生命J1:浦和1−2G大阪>◇第28節◇22日◇埼玉

ガンバ大阪が2−1で敵地浦和レッズ戦に逆転勝ちし、引き分け以下で決定していた川崎フロンターレの今節での優勝を阻止した。

1点を追う後半21、36分にFW宇佐美、DF高尾が連続得点し、土俵際で執念の逆転勝利。2位G大阪と川崎Fの勝ち点は14差でともに残り5試合。次節25日の直接対決で、目の前の胴上げを阻止するにはG大阪が再び勝つ以外ない。

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引き分けさえ許されない敵地浦和戦で、G大阪が逆転白星をつかんだ。同点で迎えた後半34分、宮本監督が3選手同時交代の采配を見せると事態は動く。わずか2分後、CKから2年目のDF高尾が通算45試合目でJ1初得点。24歳は「大事な試合で結果を出せてよかった」と喜んだ。

大差の得失点差があるため事実上、残り5戦でG大阪が全勝、川崎Fが全敗しか奇跡は起きない。G大阪は実際、2位死守で天皇杯出場=5大会ぶりの優勝が現実的な目標だ。宮本監督は「目の前の試合に全力を注ぐことだけを考えている」。違うタイトルに向けた執念が、最近14戦で11勝2分け1敗の快進撃を生む。

次節は敵地に乗り込んでの直接対決。05年にG大阪がJ1初優勝を決めた等々力で、リベンジを許したくはない。「川崎Fのかの字も意識になかった」というFW宇佐美は「僕らが(目の前の優勝を)止めることに意味がある」と、大一番に意欲を示した。