<巨人6−11ヤクルト>◇14日◇東京ドーム

巨人がシーズン序盤の首位攻防戦で負け越し3位に後退した。投手陣が11失点と崩壊。前日13日に続く2試合連続の2ケタ失点は14年5月のヤクルト戦以来5年ぶりの事態となった。

原辰徳監督(60)は「これだけヒットも点数もという部分はね。普通じゃないわけだから。これは異常。その部分を次は普通にしないといけない」と指摘した。

先発畠が150キロに迫る直球をいとも簡単に打ち砕かれた。1回の青木に浴びた先制ソロ、3回の打者一巡で7安打5失点のうち、6安打はいずれも直球を狙われた。3回6失点KOで2軍再調整となった右腕に指揮官は「癖が出てる。『真っすぐいきますよ』って言って放ってたら、そうそう抑えられない。150キロでもね」とマウンド上でのしぐさ、動き、モーションの中での改善点について言及。同時に「きちっと試合前に我々も伝えられていない。私も含め、焼きごてを入れるくらいに反省しないと」とも話した。

最大4点差を一時同点まで追いつくも中継ぎ陣も負の連鎖にはまった。2番手宮国は同点の5回に村上に勝ち越しソロを許すと、無死二塁から投前のバントを三塁悪送球で自滅。「一番の反省はフィールディング。サードで刺したいという気持ちが空回りしてしまった」と犠飛も絡み3失点。2試合連続で先発が5回持たず、中継ぎ陣もことごとく失点を重ねる異常事態に勝機は遠のいた。

開幕から5球団との対戦を一巡し、8勝6敗と貯金は確保した。打線は迫力を維持しているだけに投手陣の立て直しが明確な課題として浮き彫りとなった。【為田聡史】