ポリポリ代表の伊藤和真さん

一般の市民と政治や行政をつなげる政策共創プラットフォーム「PoliPoli(ポリポリ)」を運営する伊藤和真さん(23)。名古屋市の進学校、東海中学・高校を経て慶応義塾大学1年の時に起業した。政治に無関心な世代が増える中、インターネットを活用して国民の声を直接政治や行政側に伝える役割を担い、累計利用者は20万人を超えた。ネットは政治を変えるのか。

■政府の「骨太の方針」にも反映

「政策に次々影響を及ぼし始めていますね。例えば国会で議論になった『生理の貧困』問題のきっかけをつくったのがポリポリですよ」。22年3月に慶大商学部を卒業したばかりの伊藤さんはこう強調する。

昨年、経済的理由で生理用品を買えない若い女性が増えていることが議論を呼んだ。ポリポリは1人の女子学生の調査リポートを国会議員に届ける役割を果たした。政策にも影響を及ぼし、学校や図書館など公共施設のトイレでは無償の生理用品が置かれるようになった。

6月に政府がまとめた「経済財政運営と改革の基本方針2022(通称:骨太の方針)」に「クリエーターの創作活動支援」が盛り込まれたが、「ここに一役買ったのもポリポリだ」という。これまでに40人あまりの国会議員が登録、政治家と意見交換する場としても存在感を高めている。政界も注目する若手起業家となったが、どんな青春時代を過ごしてきたのか。