2020年版のタレントパワーランキング女優編は1位が新垣結衣で、3年ぶりにトップに返り咲いた。2位は前回、前々回と1位だった綾瀬はるか。新垣、綾瀬の2強時代が続いている。3位深田恭子、4位石原さとみ、5位北川景子と、トップ5の顔ぶれは前回と変わらず、人気が定着しているようだ。

日経エンタテインメント!では、2008年から年1回「タレントパワーランキング」を発表している。株式会社アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの「認知度(顔と名前を知っている)」と「関心度(見たい・聴きたい・知りたい)」の調査を基に、2つのデータを掛け合わせて「タレントパワースコア」を算出、ランキング化したものだ(調査の詳細は総合編の「タレントパワー サンドウィッチマンが堂々の2連覇」をご覧ください)。

俳優活動が過去2年ない人は除く。ドラマ放送開始日、映画公開日で判断。スコアは小数点第2位で四捨五入。順位は第2位以下も含めて付けた

18年、19年と1位綾瀬はるか、2位新垣結衣のワンツーが続いていた女優部門。今回はその順位が入れ替わり、新垣が3年ぶりにトップに返り咲いた。18年の映画『コードブルー ‐ドクターヘリ緊急救命』、ドラマ『獣になれない私たち』を最後に出演作はないものの、CM出演は多く、ファッション誌『NYLON JAPAN』の連載をまとめたアーカイブブックも発売前に重版が決定するなど、人気は根強い。

6位の有村架純までの顔ぶれは前回と変わらないが、パワースコアは全員ダウン。トップ10でスコアが上昇したのは、天海祐希と広瀬アリスの2人のみだった。

圏外からトップ30入りを果たしたのは、杏、本田翼、小池栄子、吉高由里子、上野樹里の5人。いずれも同世代女性からの支持が厚いのが特徴だ。

俳優活動が過去2年ない人は除く。ドラマ放送開始日、映画公開日で判断。スコアは小数点第2位で四捨五入。順位は第2位以下も含めて付けた

なかでも最もスコアを伸ばしたのは、杏で5.9ポイントアップ。出産を経て、19年に『偽装不倫』で4年ぶりに連ドラ主演で女優業に復帰した。私生活でも世間の耳目を集めたが、仕事と育児を両立させる姿に20代以上の女性からの支持が高い。

本田は19年『ゆうべはお楽しみでしたね』『チート〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜』に主演、『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』でもヒロイン役を務め、映画では『空母いぶき』『新聞記者』に出演。YouTubeチャンネル「ほんだのばいく」も登録者数200万人を突破し、広い層でパワースコアを伸ばした。

小池はこの1年、ドラマ『俺の話は長い』、映画『記憶にございません!』『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』などでコメディエンヌとしての評価を高めた。木村は、主演を務めた『あなたには渡さない』『後妻業』でのひと癖あるエネルギッシュな女性役で強い印象を残している。

吉高がこの1年で最も高いスコアを示したのは、19年5月期(35.7ポイント)。ドラマ『わたし、定時で帰ります。』の放送時だ。働く女性なら誰も経験する「あるある」を演じ、同性の共感を集めた。

20ランクアップと大幅に伸びた上野は、13年ぶりに月9枠の主演を務めた『監察医 朝顔』と、高視聴率を記録した『テセウスの船』の2作への出演が効いている。