SKY-HIが開催したオーディションプロジェクト「THE FIRST」。そこから7人組のボーイズグループ「BE:FIRST」が誕生し、11月3日にメジャーデビューする。前回の「SKY-HI BE:FIRSTに彼がいる心強さは尋常じゃない」に続き、今回取り上げるのはMANATOとRYUHEI(本記事は『日経エンタテインメント!』10月号に掲載されたインタビューのノーカット版)。[「BE:FIRST」や「THE FIRST」についてはこちら]

SKY-HI(日高光啓)は新しいボーイズグループ結成のためにオーディション「THE FIRST」を開催した(写真:上野裕二)

インタビューを行ったのは最終審査からほぼ10日後。SKY-HIは「まだ自分の会社(BMSG)所属のアーティストというより、自分が開催したオーディションを受けてくれた方っていう感覚があるから難しいなあ」と言いながらも、メンバーの成長と魅力を率直に語った。

■MANATO―トビラを開いた“THE FIRSTの象徴”

「MANATOは最終審査で爆発的に良くなって、もう、大歓喜! 僕が一番うれしかったかもしれないし、一番に名前をコールしたいなと思ったほどです。割と早い段階から最終審査で見せたステージでの姿を理想形として頭の中で描いていたのですが、なかなか壁を突破できなかった。でも、最終ステージで僕の最初の印象を世間に証明してくれました。

MANATOってすぐふざけるんですよ。『Be Free』のレッスンの時は、完全にMANATOが『みんなを絶対笑わせてやろう』と思ったんでしょうね。ボイストレーナーのりょんりょん先生(佐藤涼子氏)のマネをして大げさに顔を作って歌ったんです。その声の響きがすごく良くて、表情も素敵だった。

さらに、りょんりょん先生に『(歌詞に合わせて)私に向かってウインクしなさい』って言われてやったんですが、あれも良かったですね。MANATO本人はふざけてやってるんですけど、僕はそれを見て『MANATO、めちゃくちゃ素敵じゃん!』と思ったし、『頼むからステージでそれをやってくれ』と祈るような気持ちでした。

大きく変わったなと感じたのは、1カ月の富士山合宿終了後、改めて最終合宿が始まった頃です。何か本人から出ている空気感が違っていた。レコーディングをしてもダンスをしても、完全に“開いている”状態だったので、本当に抱きしめたくてしょうがなかった(笑)。

MANATOに関しては、それまでずっと、何かトビラが重そうだなという印象も感じていました。そのトビラが開いた先に何があるのか、僕自身も少し怖かった。何がそのトビラを重くしているのか、僕自身もMANATOに聞くことはしませんでした。でも、エンタテインメントの世界は、不必要な要素に苦しんで才能が潰れていくケースが本当に多く、MANATOも今までの経験の中で何かを考え込んでいそうに見えました。

ジタバタともがくタイプではなく、静かに悩み苦しんでいるんじゃないかと感じていたから……そこからあの輝きを導き出せた僕(笑)? 僕はすごくうれしいけど、僕というより『THE FIRST』がうれしいっていう感じかな。MANATOは“THE FIRSTの象徴”です」