鍼灸(しんきゅう)といった東洋医学の施術の要になる「ツボ(経穴(けいけつ))」と、それが集まるライン「経絡(けいらく)」。これらを刺激しながら、ヨガのポーズを行えば、その効果はぐーんとアップする。鍼灸師でヨガ指導者の高村マサさんが考案した「からだ巡りヨガ」で、体のすみずみまで「気」を巡らせ、不調を改善に導こう。

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東洋医学の施術で要となるのが、「気」の出入り口とされる「ツボ」。ツボの多くは、ライン状に体を縦横に巡る「経絡(けいらく)」上にあり、「経穴(けいけつ)」とも呼ばれる。そして経絡は、全身の機能を調節していると考えられている。

「経絡は五臓六腑(ごぞうろっぷ)と呼ばれる体の内面と、体表をつなぐ。その上にあるツボは、『気(き)』や『血(けつ)』のエネルギーが集まるポイント。経絡に滞りがあるとその反応がツボに表れたり、反対に、ツボを刺激することで、経絡の巡りを良くして不調を改善に導くことができる」と高村さん。

ツボは、押すとズーンと響いたり、痛気持ちいい部分。まずは、ツボのパワーを感じられるこのポーズを試してみよう。

■【前屈が苦手な人に】手首のツボを押しながら前屈すると…

Before(左)途中で引っかかる。After(右)なぜだか深〜くなる

まずは普段通りに前屈を。その後、ツボを親指で押さえながら腕ごとぐぐっと伸ばして、前屈の深さを比べてみて。

【刺激するのはこのツボ!】養老(ようろう)

手首の小指側にある骨の出っ張りから、やや薬指寄りにあるくぼみ。関節の柔軟性を高める効果があるとされる。

経絡の詰まりをとれば前屈が深くなる

前屈が苦手と感じている人に試してほしいポーズ。「養老」というツボを強めに押しながら前屈することで、「経絡の気の流れが良くなり、頭を前に倒す動きの柔軟性が高まる」と高村さん。