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連日ニュースで流れているように、世界的な原油高が続いています。それに伴い大手電力会社は2021年10月下旬、12月の電気代も値上げすると発表しました。これで4カ月連続の値上げとなります。

そうしたなかで、気がかりな報道がありました。気象庁が21年11月10日、ラニーニャ現象が発生しているとみられると発表したことです。なぜ、これが気がかりかといえば、ラニーニャ現象は日本に厳しい冬をもたらしやすいからです。過去にこの現象が発生した冬は、厳しい寒さに見舞われたり大雪になったりした地域がありました。先の気象庁の発表によると、ラニーニャ現象は冬の終わりまで続く可能性の方が高いとか。この冬も厳しい寒さになる可能性が高そうです。

多くのご家庭ではいま、暖房にエアコンをご使用だと思います。電気代が上がっているところに厳しい寒さとなると、暖房費がかさんで家計を圧迫しそうな点も心配です。

とはいえ、節約したいからと寒いのを我慢して暖房を使わずに体調を崩してしまっては本末転倒です。「体は資本」とはよく言ったもの。様々なものの値上げが続き(「コーヒーもガソリンも電気も 値上げ続々、家計対策は」)家計が厳しい局面であっても、体調管理に支障をきたさず上手に冬の寒さを乗り切りたいところです。

ということで、今回は寒さを我慢するのではなく、効率的に暖房器具を使って冬を乗り切る方法をご紹介したいと思います。

■大前提:外からの冷気をカット

部屋を暖めているのに、外から冷気が入ってきてしまっては、せっかくの暖房がもったいないですよね。まずは外からの冷気をカットする環境を作りましょう。

厚手のカーテンや断熱カーテンなどがあると理想的です。それ以外のカーテンであっても、カーテンの裾は床につく長さとし、窓の外からの冷気を入れないように、室内の暖気を逃さないようにします。

もう一つ。夕方、日が落ちてきたら早めに雨戸やカーテンを閉めることも大切です。

なお、冷気は窓からだけ入ってくるわけではありません。1階の部屋については、床から上がってくる冷気も気をつけたいところです。1階でコタツやホットカーペットを使っている場合は、コタツの敷布団やホットカーペットの下に断熱シートや段ボールを敷くと効果的です。いずれの場合も敷布団などの下になるので、段ボールなどで見栄えが悪くなることもありません。この方法は手軽なうえ、その点でもおすすめです。

■昔ながらの湯たんぽ、利用価値大

続いて、1つご提案です。昔ながらの日本の暖房器具である湯たんぽを活用してみてはいかがでしょうか。

湯たんぽは意外に高温を保ってくれるものです。数年前に筆者が実験したデータをご紹介します。この日は金属製の湯たんぽにカバーをつけ、布団の中に入れて一晩使いました。使い始めと翌朝に、中に入れた湯の温度を計測した結果が以下です。

・夜寝る前(午後11時5分) 湯の温度は90度(室温15.9度)
・翌朝(午前8時44分) 湯の温度は57.6度(室温16.1度)

上記のように、9時間以上たった翌朝でも60度近い温度を保っていました。

湯たんぽは、電気毛布代わりに就寝時に使うだけでなく、日中も使える場面があります。たとえば、コタツの中に入れておけば、コタツの電源を入れなくても暖を取ることができます。在宅勤務中など、デスクで仕事をする際も、カバーをした湯たんぽを腰に当てるだけで結構、暖まるものです。「頭寒足熱」といわれるように、足元に置いてひざ掛けを併用するという使い方もよいでしょう。