近年は「定額聴き放題」の音楽配信サービスが増えた。無料のプランもあるので、いろいろ試してみるとよい。無料プランには制限があるものの、複数のサービスを賢く使い分ければ、おおよそ音楽を堪能できる。筆者は主にスマホのアプリで利用している。

アマゾンの「Amazon Music」アプリ。プライム会員(月額500円、年額4900円)ならプライムミュージックも無料で利用できる

筆頭はアマゾンの「プライムミュージック」。プライム会員なら追加料金なしで利用できる。有料の「ミュージックアンリミテッド」に比べ曲数は約30分の1以下だが、曲やアルバム、アーティストを選んで再生できる。ダウンロードしてオフラインで聴けるのも利点だ。

スポティファイの「Spotify」アプリ。無料プランではシャッフル再生が基本で広告も入る

数を補うには、約5000万曲を配信する「スポティファイ」がお薦め。ただ無料プランでは、曲やアーティストを指定しても、プレイリストがシャッフル再生される方式。スキップ回数の制限もあり、聴きたいものをすぐに聴けない歯がゆさがある。BGMとして流すのに向く。

「ユーチューブミュージック」は、数千万曲の音楽に加え、ユーチューブの動画からも音楽を探せるので、曲やアーティストのカバー範囲が広い。ほかのアプリの利用中は音楽を流せないのが残念なところだが、音楽やビデオクリップを次々と楽しめるのがいい。

LINEの「LINE MUSIC」アプリ。無料プランは各曲30秒のハイライト再生が基本だが、月1回は曲全体を再生できる

ユニークなのは「ラインミュージック」。無料プランでは1曲30秒のハイライト再生が基本だが、各曲月1回は曲全体を再生できる。気になる曲やアーティストのチェック、ヒットチャートの流し聴きもいい。

無料で楽しめる主な音楽配信サービス。アマゾンはプライム会員向けだが、機能が充実している。各サービスとも、より高機能で使いやすい有料プランがある。[注]有料プランはAmazon Echoにも対応する

どのサービスも、スマートスピーカーに対応し、声をかけるだけで音楽を再生できるのは便利だ。ただし、製品ごとに対応サービスは異なる。

(ライター 青木恵美)

[日経PC21 2020年6月号掲載記事を再構成]