防災食の準備に欠かせないのが、水もコンロもない状態で食べられる食品だ。吉野家の味をいつでも食べられる缶詰など、普段から食べたくなるおいしい防災食を紹介。「ローリングストック」の考え方で備蓄するのがいい。

■缶詰で牛丼を再現

万が一の事態に備え、水なしで食べられる食品をレパートリーに加えておくと、より安心だ。吉野家の「缶飯 牛丼」は牛丼の具だけでなく米まで入り、缶詰で牛丼を再現している。避難生活中も“いつもの味”を食べることのできる貴重な存在だ。開封してかけるだけでいいカレー「常備用カレー職人」は、そのままでも十分おいしく食べられるが、温めれば通常のレトルトカレーとほとんど変わらないため日常的にも使いやすい。

「吉野家 缶飯6種6缶セット【非常用保存食】(吉野家)」実勢価格4860円(税込み) 「丼」をそのまま缶詰にした缶飯シリーズをオンラインショップで販売している吉野家。白米ではなく栄養価の高い高機能玄米「金のいぶき」を使うことで、べちゃっと感を軽減した。缶飯牛丼はご飯の部分を除けば、まさに吉野家牛丼そのままの味で、温めなくてもおいしかった。他にも豚丼や焼塩さば丼、焼鶏丼など、味は全6種ある。賞味期限は3年

■誰でも安全に食べられる食品を

同居する家族に高齢者やアレルギーを持つ人がいる場合は、誰でも安全に食べられるユニバーサルの視点も非常食選びで必要になる。かみやすい、減塩、アレルゲン不使用など、その人の状況に応じたメニューを準備しておきたい。「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」といった硬さの主食になるお粥や、アレルギー物質28品目を使わずに作った「アルファ米 ごはんシリーズ」など、バリエーションも増えてきている。

「アルファ米 ごはんシリーズ」(尾西食品)実勢価格287円(白飯、税込み)など水だけで食べられる炊いた米を急速に乾燥させたアルファ米。尾西食品のごはんシリーズは「白飯」から「チキンライス」「ドライカレー」など選択肢が豊富で、一部はアレルギーにも対応している。基本的にお湯なら約15分、水なら約60分で完成する。賞味期限は5年

■野菜不足をどう克服するか

ライフラインが止まると、冷蔵保存が必要な生野菜を食べる機会もおのずと減る。カゴメの「野菜スープ」と「野菜一日これ一本 長期保存用」は、食物繊維やビタミンなどの栄養素を摂ることができ、野菜不足の生活で重宝する。野菜ジュースはアルファ米を戻すのにも使えて用途の幅が広い。

「野菜一日これ一本 長期保存用」(カゴメ)実勢価格156円(税込み)時間がたっても味を保てるよう風味が落ちにくい野菜の配合率を上げ、腐食に強いポリエステルフィルムを容器に使って5年半の長期保存ができる非常食仕様の野菜ジュース。アルファ米を戻す水代わりに使うこともでき、ジュースの風味が加わる「野菜たっぷりスープ」(カゴメ)実勢価格3240円(3種9食、税込み)開封してすぐ常温のまま食べられる野菜スープ。トマト、カボチャ、豆、きのこの4種があり、賞味期限は5年半。それぞれ具材をたっぷり使っているため、食べ応えがある。1食当たりの食塩相当量は1g以下なので、塩分が気になる人の日常食にも向いている