上は「トリセツ」のウェブサイトで「買ったモノ」を表示したところ。あらかじめ多数の製品がデータベース化されているので、その中から自分の所有する製品を検索するだけで登録できる。データベースにない製品の追加依頼も可能だ

電子レンジやエアコンなどの家電はもちろん、IT(情報技術)機器やAV機器を買うと必ず付いてくるのが取扱説明書。いわゆる「取説(トリセツ)」だ。設置や操作の方法など、正しく安全に使うために最初に見ておくべきものであり、その後も使い方がわからないときやトラブルの際に繰り返し参照する。

ただしこの取説、形状や紙質が物理的に扱いにくい、どこに何が載っているのかわかりにくい、一度しまうと必要なときに捜し出せないなど、イライラすることもある。そんなときに見つけたのが、トライグルのウェブサービス「トリセツ」。文字通り、取説をウェブ上で管理・閲覧できるサービスだ。

製品情報のページ。取扱説明書などの公式情報へのリンクや、消耗品の情報などが掲載されている。ユーザーごとに個別の情報も追加できる

トリセツには、さまざまな製品に関して、公式サイトの情報や取説PDFへのリンクなどを集約したページが用意されている。それを型番などで検索して、自分の製品として登録すればよい。するとパソコンやスマホで手軽に参照できるようになる。つい先日も、冷蔵庫で製氷できる量や間隔についてすぐに調べられ、便利さを実感した。

取扱説明書などの公式情報はメーカーサイトへのリンクを基本とする。メーカーが公開していなければ参照できない。ただ、写真に撮ったりスキャンしたりした画像を自分用にアップロードして保管することは可能だ

取説やカタログ、オプション品などの情報以外に、レビューや口コミなども閲覧可能。設置状況やレシートの写真、購入日、購入価格、保証期限など個人的な情報も追加できる。

まだ買っていない製品を「気になるモノ」として登録できる機能も、購入に向けた情報収集・管理に利用できて気に入った。ほかにも、家族所有、レンタル中、譲渡・廃却済みなどと所有状況により分類できる。「トリセツ」という名前以上に、さまざまなモノの情報を一元管理できるのが良い。

スマホ用のアプリもある。画像は製品ページから取扱説明書のPDFを開いたところPDFの作りによっては、目次から項目を選んでジャンプできたり、キーワード検索できたりと、紙よりも使い勝手が良く便利だ。一度閲覧したPDFの取扱説明書は、キャッシュ機能によりオフラインの状態でも見られる

(ライター 青木恵美)

[日経PC21 2020年11月号掲載記事を再構成]