数年前からブームが加速し、拡大を続けるアウトドア市場。長く続く「巣ごもり生活」の反動もあり、多くの人がキャンプ場に押し掛けている。中でも人気なのが一人で「密」を避けられる「ソロキャン」。ブームにあやかろうと、アウトドアメーカーからソロキャングッズが続々と発売されている。

ソロキャンで使うグッズは、実は防災向きで日常的に使えるものも多い。キャンプ場への移動手段がクルマでも電車でも、ソロキャンでは荷物を一人で運んだり、出し入れしたりするため、軽くコンパクトな道具が最適。軽量・小型であれば非常時に持ち出しやすく、普段使いにも向くのだ。

■五徳を鍋の中に収納できる

例えば防災グッズとしても使えるソロキャングッズが「エスビット1100mLクックセット」(飯塚カンパニー)。キャンプや避難時に湯を沸かしたり調理をするのに役立つ。固形燃料を置く「五徳」を鍋の中に重ねて収納できるため、これ一つで調理道具が完結する。

「エスビット1100mLクックセット」(飯塚カンパニー)

調理をする鍋と五徳のセット。風よけとなる「風防」を兼ねる五徳を鍋の中に収納し、ハンドルを折り畳めばコンパクトに持ち運べる。四角い鍋は袋麺を割らずにそのまま調理できるサイズ。内部に目盛りが刻印されているほか、蓋を鍋の縁に掛けられるなど使い勝手に優れる。実勢価格8140円(税込み)。

■サトウキビを主原料とした消毒もできるアルコール

「除菌もできる燃料用アルコール」(飯塚カンパニー)

「除菌もできる燃料用アルコール」(飯塚カンパニー)は手指の消毒もできる燃料用アルコール。一般的な燃料用アルコールに使われる、毒性のあるメタノールではなく、サトウキビを主原料としたバイオエタノールを主成分としている。調理に使えるアルコールストーブとセットで非常用持ち出し品に加えたい。実勢価格1210円(税込み)。

■折り畳み式のカセットコンロ

「HOME&CAMP バーナー」(スノーピーク)

折り畳めるカセットコンロ「HOME&CAMP バーナー」(スノーピーク)は、キャンプや防災だけでなく普段使いもできるグッズ。五徳を引き出して広げれば、土鍋などを載せられるほど大きく、使用感は一般的なカセットコンロと何ら変わりがない。キャンプでもガスを使った本格的な調理ができる。キャンプや防災はもちろん、すっきりとしたデザインでキッチンに置いても邪魔にならない。収納時は高さ約25センチの筒状になる。実勢価格1万978円(税込み)。

■容量2万mAhのモバイルバッテリー

「RP-PB054pro」(RAVPower)

また、ソロキャンプに大きなポータブル電源を持っていくのもいいが、それほど容量を必要としないのであれば小型のコンセント付きバッテリーを選ぶのも手だ。「RP-PB054pro」(RAVPower)ならキャンプでは照明などの電源として、普段はスマホやパソコン用のバッテリーとして兼用できる。

容量は2万mAh(ミリアンペア時)。AC(コンセント)、USB-A、USB-Cと3つの出力に対応している。重さは660グラム。500mLのペットボトルとほぼ同サイズで大型のポータブル電源よりも持ち運びしやすい。「修正正弦波」のため、一部の家電は使えないこともある。実勢価格1万2999円(税込み)

■ソーラーパネルで充電するLEDランタン

「キャリー・ザ・サン ウォームライト ミディアム」(モチヅキ)

「キャリー・ザ・サン ウォームライト ミディアム」(モチヅキ)はソーラーパネルで充電する「ランニングコストゼロ」のLEDランタン。昼間に太陽光で蓄えた電力を夜に照明として使える。強モードの場合、100ルーメンの明るさで点灯時間は約10時間と長い。折り畳んで持ち運べる。 実勢価格4290円(税込み)

(日経トレンディ 佐々木淳之、ライター 岡本ゆかり、写真 高嶋一成)

[日経トレンディ2021年1月号の記事を再構成]