最近のコンビニエンスストアは、ワインメーカーとの共同開発による独自商品のワインも多く並んでいる。著名なブランドが記されたワインもあるが、その実力はどうなのか。「ミシュランガイド東京」で2つ星を獲得しているレストラン「エスキス」の総支配人で、日本を代表するソムリエである若林英司氏の協力を得て、コンビニワインの実力と「どんな料理が合うのか」を検証。その結果、コンビニの1000円前後のワインだけで、様々な食事に幅広く対応できることが分かった。

ESqUISSE 総支配人 若林英司氏。長野県出身。ステラマリス、タイユバン・ロブション、レストラン タテル ヨシノ 銀座を経て、12年に東京・銀座のレストラン「ESqUISSE(エスキス)」支配人兼シェフ ソムリエに就任。19年から現職

今回試したのは税込み968〜1400円のワイン。他の2社とコンセプトの違いが明らかだったのは、米国など新世界のワインが並んだセブン-イレブンだ。同社は米国を代表するワイナリー「ロバート・モンダヴィ」との共同開発によるワインを2019年から投入するなど、選択肢を増やしている。

■セブン-イレブンはコンビニ惣菜との相性を徹底研究

今回テイスティングしたセブン-イレブンのワインは、赤も白も「果実感があり、ジューシーでフレッシュな味わいが共通。どれも魚や肉を焼くといったシンプルな料理に合う。コンビニの総菜に合うワインは何かを徹底的に研究して造られているのだろう」(若林氏)との評価。特徴的だったのは「ヨセミテ・ロード スペシャル・セレクション ピノ・ノワール」で、「みりんとしょうゆの味付けにマッチするので、ほとんどの和風総菜が合いそう。一般的なピノ・ノワールワインのイメージとは少し違うがよくできている」(若林氏)。

「ヨセミテ・ロード スペシャル・セレクション ピノ・ノワール」

「白コショウやキイチゴ、テンサイの軽やかな香り。フレッシュな果実感があり、渋みは無く酸味もまろやか。マイルドでうま味もある。しょうゆやみりんと好相性」。セブン-イレブン実勢価格 1078円(税込み)。

「ロバート・モンダヴィ ツインオークス シャルドネ」

「杏仁豆腐のような熟した感じのまろやかな香り。果実味が豊かで程よい酸味もあり、コクが持続的に続く。食欲をそそるワイン」。セブン-イレブン実勢価格 968円(税込み)。

「ロバート・モンダヴィ ツインオークス カベルネ・ソーヴィニヨン」

「カシスやコケモモ、カカオなどの香りがまとまり、柔らかく仕上がっている。渋みが無く、果実味がたっぷりあり、スモーキーな後味」。セブン-イレブン実勢価格 968円(税込み)。

「カープーカー ソーヴィニヨンブラン」

「熟したブドウの良さをプレスして作ったようなフレッシュなワイン。酸味があって喉越しが良く軽やか。暑い日に冷やして飲みたい」。セブン-イレブン実勢価格 968円(税込み)。