「格安スマホ」などの名称で一時注目を集めた仮想移動体通信事業者(MVNO)だが、携帯大手4社の低価格プラン投入ですっかり存在感が薄くなってしまった。しかしMVNO側も大手に対抗すべく、いっそう安価な料金を実現した新料金プランを投入している。主要MVNOの新料金プランとその特徴について解説しよう。

■シンプルで選びやすい「マイピタ」

NTTドコモの「ahamo(アハモ)」やKDDIの「povo(ポヴォ)」、ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」、そして楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」――。携帯大手4社が相次いで打ち出した新料金プランを、MVNOも黙って見ているわけではない。いくつかのMVNOは携帯各社の新料金プランに対抗し、より安価で魅力的な新料金プランを打ち出した。

 各社の新料金プランの中で最もスタンダードなものといえるのが、関西電力系のオプテージ(大阪市)の「mineo(マイネオ)」が提供する新料金プラン「マイピタ」である。マイピタは高速データ通信量に応じて1GB(ギガバイト、ギガは10億)、5GB、10GB、20GBの4つの中からプランを選べるシンプルさが特徴だ。

オプテージ「mineo」の新料金プラン「マイピタ」。1G〜20GBの4つのプランに絞ったシンプルさと低価格が特徴だ

 その料金も、従量制(30秒20円)の音声通話が付いた「デュアルタイプ」で、1GBプランであれば月額1180円(税別、以下同)、5GBであれば月額1380円で利用できる。また20GBのプランは月額1980円とahamo(月額2700円)より720円安く、同じく通話が従量制のpovoやLINEMO(いずれも月額2480円)と比べても500円安い。

 マイピタは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3社の回線から、好きな回線を選んで契約できるというのも特徴の一つ。自分が使用する範囲内で、電波の入りがいい回線を選んで契約できるのは安心感が高い。

マイピタの概要。音声通話付きのプランであれば、月額1980円で20GBの高速データ通信が可能。3社の回線から好みのものを選べるのもマイピタの大きな特徴だ