シチズン時計が高級機械式時計でビジネスシーンのシェア拡大に打って出る。8月、新たに開発した自社機械式ムーブメント、キャリバー0200を搭載した「ザ・シチズン」新作3モデルを発売する。ステンレス素材をシャープに仕上げてケースとバンドが放つ光の反射にこだわったといい、装着したときの美しさはブランド随一。文字盤は砂地模様をあしらった黒、光沢感のあるブルー、限定55本のニュアンスのある質感の白と個性的な3種を用意した。見た目も機構も審美性を追求したエグゼクティブ層に向けた時計で、セイコーウオッチの高級ブランド「グランドセイコー」を追撃する狙い。海外でも日本の高級機械式時計への注目が年々高まっており、国産高級時計市場が活気づきそうだ。

新たに発売する「ザ・シチズン」に搭載するムーブメント「キャリバー0200」は、2012年にシチズン傘下となったスイスのムーブメント・部品製造会社、ラ・ジュー・ペレ社との技術交流から生まれた。

ザ・シチズン メカニカルモデル NC0200-90E ケース:40mm、ステンレススチール、5気圧防水 シースルーバック 駆動装置:キャリバー0200 パワーリザーブ:約60時間 価格:60万5000円(2021年8月発売予定)ザ・シチズン メカニカルモデル NC0200-81L ケース:40mm、ステンレススチール、5気圧防水 シースルーバック 駆動装置:キャリバー0200 パワーリザーブ:約60時間 価格:60万5000円(2021年8月発売予定)

ムーブメント開発を担当した時計開発本部技術開発課の土屋建治氏は3年間ラ・ジュー・ペレ社でキャリアを積み、そこで得た知見を昇華させて設計に臨み「精度と審美性という2つのテーマを重視した」と話す。精度ではクロノメーター規格を超える平均日差−3〜+5秒を実現。「歯車の連なりや部品仕上げとムーブメントに装飾を施し、いたるところに反射や表情がみてとれるようにした」。「工業製品としてのシチズンらしいデザイン」を意識したという。

ザ・シチズン メカニカルモデル 数量限定モデル NC0200-06A ケース:40mm、ステンレススチール、5気圧防水 シースルーバック 駆動装置:キャリバー0200 パワーリザーブ:約60時間 ワニ革ベルト 価格:82万5000円(55本限定、2021年8月発売予定)