図1 Wi-Fi 6対応の中継機。5GHz帯は最大1201Mbps、2.4GHz帯は最大573Mbpsで対応子機と通信できる。カラーはホワイト

テレワークなどで自宅でのネット利用が増えるなか、Wi-Fi中継機が注目を集めている。中継機は親機と連携させて電波の届く範囲を広げられ、親機から離れた部屋まで電波が届かないという悩みを解消できる。

今回紹介するバッファローの中継機「WEX-1800AX4」は今年3月に登場した最新モデル(図1)。最大の特徴は最新の高速無線規格のWi-Fi6(11ax)への対応で、5GHz(ギガヘルツ、ギガは10億)帯は最大1201Mbps(メガビット/秒、メガは100万)の速度で対応子機と通信できる。これ1台を宅内に設置することで、より遠くまで電波が届くようになるほか(図2)、親機やパソコン、スマートフォンがWi-Fi 6に対応していればネットの高速化も図れる。実売価格は8200円前後だ。

●Wi-Fi規格:Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)●最大通信速度:1201Mbps(5GHz帯)、573Mbps(2.4GHz帯)●有線LAN:1000BASE-T●サイズ:幅8.5×奥行き3.3×高さ141ミリ●重さ:230グラム●カラー:ホワイト図2「WEX-1800AX4」の導入前と導入後の電波強度の変化。中継機を利用することで、Wi-Fiの電波が届きにくい場所での通信状況を改善できる

アンテナを内蔵してスッキリ設置できるのも魅力だ。一般的な2個口のコンセントの下側に取り付ければ、上の接続口を本機で塞ぐことはない(図3)。取り付けた状態でも壁からの出っ張りが少なく、足などをぶつける心配もないだろう。

図3 標準的な2個口のコンセントの下側に本機を取り付けることで、上の接続口を塞がない。スリムで取り付けたままでも邪魔になりにくい

ギガビット対応の有線LAN端子も搭載する。デスクトップパソコンや薄型テレビなどの有線専用機のネット接続に重宝する(図4)。

図4 本体の下部にギガビット対応のLAN端子を1つ備える。テレビやレコーダーなどの有線専用機器に使うとよい

親機との接続は本機の「WPS」ボタンと親機の同ボタンをそれぞれ長押しする(図5)。

図5 親機と接続するときは本機の「WPS」ボタンを長押しし、親機の同ボタンを長押しすればよい。前面のLEDで親機との接続状況を確認できる

接続が成功したかどうかは本体のLEDで確認できる。詳しく知りたい場合は、中継機の設定画面を開こう。機器間の通信速度もわかる(図6)。

図6 接続状況を詳しく確認するときは中継機の設定画面を開く(中継機の設定画面を開くには、パソコンまたはスマホの専用アプリを使うか、ウェブブラウザーを起動して中継機のIPアドレスを手入力する)。「良好です」と表示されれば中継機が正常に動作している。同画面から接続する子機との通信速度もわかる

(ライター 石坂勇三)

[日経PC21 2021年6月号掲載記事を再構成]