パソコンをマルチ画面化して、作業効率をアップさせるモバイルディスプレー。今回は、モバイルディスプレーを選ぶときに確認しておきたいポイントを見ていく。

■(1)画面サイズと仕様

まずは画面。サイズは売れ筋である15.6型を筆頭に、ひと回り小さい13.3型や14型、逆にひと回り大きな17.3型が主なサイズとなる(図1)。当たり前だが、小さくなるほど持ち運びに向き、逆に画面の見やすさは画面が大きくなるほど増す。その点で15.6型は中庸でバランスが良い。

図1 モバイルディスプレーの主流は13.3型から17.3型の画面サイズ。一般的なスタンダードノートと組み合わせるなら、同じサイズの15.6型がイチ推し。持ち運び重視なら13.3型や14型、大画面がいいなら17.3型が選択肢になる

解像度はフルHDが主流。4K対応もあるが、実売価格はやや高くなる。実用上、フルHDであれば十分だろう。表面処理は2つあり、非光沢のノングレアと光沢のグレア(図2)。一般的にグレアは発色が良く、写真や動画の表示に向く。ノングレアは色合いが地味だが、映り込みが少なくて環境を問わず使いやすいのが特徴だ。

図2 一般的なモバイルディスプレーの解像度はフルHDの1920×1080ドット。一部だが、4K(3840×2160ドット)の製品も選べる。画面表面の仕様も、ノングレア(非光沢)とグレア(光沢)の2種類。発色はグレア、映り込みの少なさはノングレアに分がある

このほか図3に挙げた仕様も事前に確認しておこう。

図3 図2で挙げた以外の選択ポイントをまとめた。パネルの種類や応答速度は視野角や残像に影響する。またコントラスト比、輝度、HDR、フリッカーフリーといった仕様や機能も見やすさを左右する

■(2)インターフェース

2つ目はインターフェース。主流はUSBタイプCで、複数ポートを搭載する製品もある。重要なのは、端子の数とどちらの側面に搭載しているか。さらに端子が映像入力と給電の両方に対応しているかだ(図4)。

図4 モバイルディスプレーで一番使われているのがUSBタイプC端子。最近の製品では、ほぼ100%搭載している。だが搭載数や機能に違いがあり、例えば左は映像入力と給電の両方に対応したUSB PD対応だが、右は給電のみとなる

USBタイプC非搭載のパソコンや外部機器で使うなら、HDMIの搭載が不可欠になる。また端子の形状が標準のHDMIなのか、ミニHDMIなのか、マイクロHDMIなのかという違いも重要なポイントだ。対応ケーブルの購入が別途必要になる場合もある(図5、図6)。

図6 標準HDMI端子以外を搭載する製品は、片方がHDMI、もう片方がマイクロやミニのHDMI端子になっている上記のようなケーブルが必要になる(製品に付属している場合は不要)