地場百貨店の井筒屋(北九州市)が運営するJR小倉駅前の商業施設「コレット」が28日、閉店した。2008年に小倉伊勢丹が撤退したフロアを引き継ぎ、若者向けを中心とした店づくりで駅周辺のにぎわいを支えてきたが、売上高は低迷、業績回復は見込めないと判断した。この日は通常の3倍近い約7万人が来店し、約11年にわたって親しまれた“駅前の顔”の閉店を惜しんだ。

 28日は午後8時に閉店。出入りの多い2階玄関に従業員が並び、買い物客を見送った。高橋昭一店長は「長きにわたりご愛顧いただきありがとうございました」とあいさつ。シャッターが閉まり始めると、見守っていた買い物客から大きな拍手が起こり「頑張れ井筒屋」との声も上がった。

 ビルは1993年10月に小倉そごうとして開業。小倉玉屋、小倉伊勢丹を経て、08年4月から地下1階〜地上6階にコレットがオープン。上層階では野村不動産グループのジオ・アカマツ(東京)が専門店街「アイム」を運営していた。

 1日からはビル全体を専門店街に切り替え、順次改装やテナント誘致を行いながら来年3月のグランドオープンを目指す。

=2019/03/01付 西日本新聞朝刊=