福岡県久留米市大善寺町宮本のコンビニ「Yショップ大善寺店」の店主久保田そよ子さん(67)が、九州豪雨で被害を受けた東峰村の伝統工芸「小石原焼」を店内で販売している。そばには村の観光マップや被災状況を伝える写真を置いており、久保田さんは「微力でも東峰村を応援することができれば」と話している。

 伝統技法「飛びかんな」の文様が施された湯飲み、小鉢、茶わん……。約100点の陶器類は、久保田さんと20年来の交流がある東峰村の「上鶴窯」の窯元和田守夫さん(63)が手掛けた。豪雨で和田さんの窯は無事だったが、近くの道路が寸断され、客足が遠のいた。

 「素晴らしい作品ばかり。店で売りましょうか」と提案した久保田さん。2日、大分県日田市の夜明ダムを経由し、2時間半かけて窯にたどり着いた。道中は車が泥に埋もれ、流木が散乱していた。「自然豊かな東峰村に人が戻ってくるよう、力になりたい」との思いを強くした。

 売り上げの全額を和田さんに贈るほか、被災地支援の募金箱も置いた。

=2017/08/08付 西日本新聞朝刊=