福岡県朝倉市の3カ所に県が建設する九州豪雨被災者の仮設住宅のうち、杷木小運動場の52戸の抽選会が9日、市役所であった。建設が先行する40戸に当たった人は19日から入居できる。1カ月を超す避難生活を終える見通しが立った被災者は、ほっとした表情を見せた。

 19日から新しい暮らしを始められることになった杷木林田の男性(65)は「仮設住宅を拠点に生活再建を前に進めたい」と喜んだ。杷木寒水(そうず)の60代男性は、入居が遅れる人を気遣って「杷木は人の結びつきが強い土地なので、互いに協力していきたい」と話した。

 朝倉市に建設される仮設住宅は83戸(8日現在)で、3世帯が辞退した。希望世帯は全て入居できる。市によると、43戸は9月中をめどに入居できるという。杷木小以外の2カ所は、それぞれ同時期に完成する予定なので抽選をしない。

 東峰村では、旧宝珠山小運動場に県が22戸の仮設住宅を建て、希望する全世帯が入居する。このうち17戸は19日から入居できる見通し。

=2017/08/10付 西日本新聞朝刊=