長崎市の平和公園で、平和祈念像の色を塗り直す修復作業が始まった。来年の被爆75年を前にした対応で、塗り直しは19年ぶり。像は塗料の飛散を防ぐシートで覆われる形となり、2月上旬から3月中旬まで見学できなくなる。

 青銅製の祈念像は南島原市出身の彫刻家北村西望が手掛け、1955年8月に完成した。市によると、前回の修復は1999年10月から2000年2月に実施。今回は「青銅色」の塗料で塗り直し、台座のひび割れを補修する。色あせた現在の姿より濃い姿になるという。

 市は、富山県高岡市で銅像の製造・メンテナンスなどを手掛けている「竹中銅器」に作業を依頼。同市は伝統工芸の高岡銅器の産地で、前回の修復も同社の前身の会社が担った。現地では28日から作業が進んでおり、現場責任者の棚田望さん(46)は「安全第一に、祈念像が末永く親しまれるような手助けをしたい」と意気込んだ。

=2019/01/31付 西日本新聞朝刊=