日米の子どもたちが平和を願いながら合作する絵「キッズゲルニカ」の一部を制作する作業がこのほど、長崎市役所前で行われた。同市と米北部のセントポール市が、日米初の姉妹都市提携を結んで今年で70年を迎えることから、市民団体が初めて企画。絵はセントポール市に運ばれ、現地の児童が残る一部を仕上げて完成する。

 市民団体は「長崎・セントポール姉妹都市委員会」。1955年12月に結んだ姉妹都市提携の縁を継続しようと、両市の相互訪問などの活動を続けている。

 作業は5月30日から今月1日にかけて行われ、約60人の親子が参加。縦3・5メートル、横7・8メートルの布を土台に、内側の縦2・6メートル、横6メートルの部分に虹や星、太陽などを思い思いに描いた。中央には平和を願って「ピース」の英語も配置した。周囲を米国の児童に描いてもらう予定。

 セントポール市では8月上旬に作業が行われ、今秋には長崎市に戻されて市役所に飾られる予定。参加した高尾小6年の薗田花咲(はなえ)さん(11)は「大きな絵をいっぱい描いて楽しかった。向こうの子どもたちがどんな絵を描くのか今から楽しみ」と笑顔を見せた。

 (貞松保範)