第97回選抜高校野球大会で春の甲子園初勝利を挙げた西日本短大付(福岡)は22日、大阪府内の球場で調整を行った。エース中野琉碧(3年)は1回戦の大垣日大(岐阜)戦で今大会完封一番乗りを果たした。西日本短大付で甲子園での完封勝利を飾ったのは1992年夏に全国制覇を果たした時のエース森尾和貴さん以来だった。
実は中野は大会前、33年前に決勝を含め4試合で完封したレジェンドエースの動画を見ていた。「インコースのコントロールがめちゃくちゃ良くて、コントロールが大事だなと思いました」。自身の今大会初戦では1回に制球に苦しみ、走者を三塁まで進められてしまった。2回戦では一昨年の覇者、山梨学院と対戦。「相手はどんどん振ってくる打線。苦手な立ち上がりも振ってくると思うので入りを意識して、落ち着いて1個ずつアウトを取りたい」。得意のスライダーで打たせて取る投球を思い描く。
初戦ではチームの選抜大会初勝利に、斉藤大将(3年)の今大会初本塁打、そして中野の完封第1号と「初」を並べた。レジェンドエースに少しだけ近づいたエースは初めての8強入りに導く好投を誓った。(前田泰子)


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