J1アビスパ福岡は17日、ホームのベスト電器スタジアムで名古屋と対戦する。3連敗中、6戦勝ちなしと苦しい状況だが、13日に公開された練習では故障で戦列を離れていたFW藤本一輝とDF湯澤聖人が復帰。7試合ぶりの白星へ、明るい材料が見えた。

 ドリブルが持ち味の藤本は4月25日の岡山戦で脚に違和感を訴えて途中交代し、戦列を離れていた。久々にほぼ完全合流し「できることは増えている」と説明。「押し込む場面がない分、守備に負担がかかっている。自分が入ったら前線で収めて時間をつくれるようにしたい」と意気込んだ。

 チームは一時首位に立ちながら、ゴールデンウイークの過密日程で急失速。今月10日の横浜FC戦では攻防の要を担うMF見木友哉も負傷交代した。苦境の中、金明輝監督は「自分たちを信じてやるべきことをもう一回整理しないと」と強調する。

 脚を負傷交代した3月9日の京都戦以来、約2カ月ぶりの実戦復帰を目指す湯澤は「皆で乗り越えられるかが、(目標の)6位以上に入ってクラブの歴史を変えるか降格に向かうかのターニングポイント」と覚悟を込める。頼もしい戦力の復帰も力に、ホームで勝利をつかむ。(伊藤瀬里加)