25歳の彼女にとって、このミゼットはどんな存在なのだろう。クルマ? それとも運転できるおもちゃ?
デザインがかわいいというのは万人が認めるところ。でも彼女は錆びたままのミゼットを愛しているのだ。

「日本が元気ハツラツとしていた60年代や70年代が大好きなんです。クルマだけじゃなくてコメディアンとかプロレスとか、時代劇とかね。素浪人・花山大吉のギャグが大好きなの。焼津の半次が、オカラのだんなぁ〜ってね」

 驚きの眼差しを向ける街の人々には「昭和からタイムトリップしてきたの」と笑う彼女だが、、実際はサーキットで活躍する大人気のレースクイーンという華やかな顔を持つ正真正銘の現代っ子だ。しかし、本当に愛すべき大切なものを見極め、使いこなすセンスと術を持っているのだ。

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クーラーとかパワステとかなくたって、こんなに幸せ!と運転を楽しむオーナーの水野さん。



板金修理をしたのは水がたまって腐った荷台だけ。他は基本的にノンレストアで、当時のままの塗装を維持している。エンジンは絶好調。



普段はスーパーGT JLOC所属の旧車を愛するレースクイーンだ。


掲載:ノスタルジックヒーロー 2012年2月号 Vol.149(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)