【1989年式 ホンダ シビック 3ドア Siエクストラ Vol.1】

 もともとは、高出力・高回転を必要とするスポーツカーに搭載するエンジンとして開発されたDOHCエンジン。日本での歴史は半世紀にもおよび、1963年にホンダが軽トラックのT360に搭載したのが最初。その後各自動車メーカーがさまざまなDOHCエンジンを開発し、いつしかミニバンやファミリーカーにも搭載されるほど、一般的なエンジンとなった。

ホンダ・ツインカムの証し、ボンネットパワーバルジなど【写真8枚】



 このように、日本で初めてDOHCエンジンを市販車に搭載するという偉業を成し遂げたホンダだが、同社のエンジンのなかでもZC型はちょっと特別な存在。というのも、S800に搭載されていたAS800E型以来のDOHCエンジンとなった、記念すべきエンジンなのだからだ。そんなZC型は、市販乗用車で世界初となる4バルブ内側支点スイングアーム方式のシリンダーヘッドや、これまた世界初の異形中空カムシャフトを採用したりと、F1でも使われる当時の最新テクノロジーを取り入れてハイパワーを実現。スポーツユニットの代表的存在として、広く知れわたるようになった。

Vol.【2】、Vol.【3】に続く


1989年式 ホンダ シビック 3ドア Siエクストラ(EF3)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 3965×1680×1335
ホイールベース(mm)  2500
トレッド前/後(mm) 1450/1455
車両重量(kg)  930
エンジン型式  ZC型
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1590
ボア×ストローク(mm) 75.0×90.0
圧縮比 9.5:1
最高出力(ps/rpm) 130/6800
最大トルク(kg-m/rpm) 14.7/5700
変速比 1速 3.250/2速 1.944/3速 1.346/4速 1.033/5速 0.878/後退 3.153
最終減速比 3.888
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも)
ブレーキ前/後  ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 185/60R14(前後とも)
発売当時価格 152.5万円