【LOUWMAN MUSEUM  Vol.1】

 アムステルダム、ロッテルダムに続く、オランダ第3の都市デン・ハーグ。日本では、単に「ハーグ」と言われることも多いこの街に、現存するのは世界でただ1台といわれる、オリジナルのトヨダAA型を展示している博物館が存在する。

 ローマン社は1960年代からトヨタの輸入販売を開始。日本とのつながりも深く、日本車の展示も多数。

 エントランスホールにはトヨタ2000GT、そして、60年代の大衆車エリアにはカローラのほか、ホンダS800クーペや2代目スズキ・フロンテも展示されている。

フランスのド・ディオン・ブートン、1887年製の蒸気自動車など【写真32枚】




トヨタ自動車初の量産乗用車が、1936年に発売されたトヨダAA型。デ・ソート・エアフローを参考にしたといわれるストリームライン(流線形)のボディをいち早く取り入れた。






現存するクルマは1台もない(トヨタ博物館所有のAA型はレプリカ)と考えられていたが、近年、ロシア・ウラジオストクで発見され、ここローマン博物館に展示されている。




発見当時の姿のまま展示されているため、左ハンドルに改造されたうえ、フロントグリルやバンパー、ヘッドライト、ホイール、エンジンなどはオリジナルではなく、朽ち果てる寸前の状態と言ってもいいほど。しかし、それが逆に歴史の重さを感じさせてくれる。四半世紀に及ぶトヨタ自動車の歴史を今に伝える唯一無二の存在と考えるととても感慨深い。




展示は、トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎のデスクなどとともに構成されている。




Vol.2、Vol.3、Vol.4、Vol.5に続く