【1】から続く

 FCで忘れられないものがある。それが、「真のFCの姿」とも言える∞(アンフィニ)の存在だ。

 見た目はノーマルに近いが中身に凝ったスペシャルモデルで、2シーター化のほか、BBS製アルミホイールや専用ダンパー、アルミ製ボンネットを装備。

 純粋に走りを極めるために作られたスパルタンな仕様だ。このアンフィニはFCのモデルライフ中にⅠ〜Ⅳまで台数限定で発売されており、仕様は少しずつ異なる。今回の撮影車両となるアンフィニⅢでは、ストラットタワーバーやエアロパーツ、手縫いのフルバケットシートが装備された。

 アンフィニの存在がFCの価値を高めているのは間違いない。だが、ベースの完成度が高くなければ、アンフィニは存在しなかった。ピュアスポーツを追い求めて開発されたFCは、13B型ロータリーターボを軸に、高剛性ボディや卓越したハンドリングなどを手にして、スポーツカー好きを熱くさせた。

 そんなFCの魅力にハマったのがこの車両のオーナーだ。


生産中止のレアアイテムとなっているマツダスピードのスポーツシートに交換された運転席、助手席など【写真19枚】





【3】に続く

1990年式 サバンナRX-7 ∞(FC3S)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4335×1690×1270
ホイールベース(mm)  2430
トレッド前/後(mm) 1450/1440
車両重量(kg)  1230
エンジン型式  13B型
エンジン種類 2ローターロータリーターボ
総排気量(cc) 654×2
圧縮比 9.0:1
最高出力(ps/rpm) 215/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 28.0/4000
燃料タンク(L) 70
変速比 1速3.483/2速2.015/3速1.391/
4速1.000/5速0.762/後退3.288
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 205/55R16(前後とも)
発売当時価格 270.4万円