【1982年式 日産 240RS  Vol.1】

「日産=ラリー」。このようなイメージを持つ人は多いだろう。それもそのはず、1958年に初めて国際ラリー(第6回豪州ラリー)に参加して以来、90年代まで長らく一線で活躍してきたのだから。そんな30年以上にもおよぶ日産ラリーの歴史のなかで、唯一のグループBカーが240RSだ。

 79年にデビューしたS110シルビアをベースにした240RSは、輝かしい戦績を残したPA10バイオレットの後を継ぐWRC参戦車両として開発。ホモロゲーション取得のために必要な200台が生産され、そのうちの150台が左ハンドル仕様、残る50台が右ハンドル仕様と言われている。

 エクステリアは10インチ幅のホイールまで収めることができる大型のオーバーフェンダーが装着され、ボンネットやトランク、前後バンパーなどはすべてFRP製。加えてフロントウインドー以外はポリカーボネート製にすることで、970kgという車両重量を実現していた。


ボディで唯一「SILVIA」と表記されている、ボンネット先端に付けられたエンブレムなど【写真19枚】


【2】【3】に続く


1982年式 日産 240RS(BS110)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4330×1800×1310
ホイールベース(mm)  2400
トレッド前/後(mm) 1410/1395
車両重量(kg)  970
エンジン型式  FJ24型
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 2340
ボア×ストローク(mm) 92.0×88.0
圧縮比 11.0:1
最高出力(ps/rpm) 240/7200
最大トルク(kg-m/rpm) 24.0/6000
変速比 1速 2.818/2速 1.973/3速 1.470/4速 1.192/5速 1.000/後退3.382
最終減速比 4.625
ステアリング リサーキュレーティングボール式
サスペンション前/後 ストラット/4リンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ 215/60R14(前後とも)
発売当時価格 550万円