【1978年式 日産 フェアレディ Z-T Vol.4】

【3】から続く
20年ぶりによみがえった伝説のS31Z  ストリートゼロヨンで名を馳せた親父、そして背中を見て育った息子。周りの仲間とともに仕上げられたS31Z。どこを見てもキズひとつないボディ&シャシーに、かつて連戦連勝を誇ったL28型改3L仕様のエンジンが搭載されている。

 そのボディは一度ドンガラにしてからレストアを行なっている。塗装を総剥離した後、ガレージに設けた自作ブースでフルブラスト処理。サビが出ている個所は、すべて鉄板で修復。開口部などの要所にはスポット溶接も追加している。

 FRPの外板まわりの塗装はプロの職人に任せたものの、シャーシやエンジンルームのペイントは自分たちの手で行う。しかも、軽さを優先したため、アンダーコートはもちろんコーキングすらしていないというから驚きだ。

 そうして新車以上の状態に復元されたボディにセットされた燃料ラインやブレーキラインも、すべてワンオフ仕上げだ。電装系についても同様に、余分な配線を間引いて1本1本、丁寧に引き直すことで軽量化を図ると同時に、美しい仕上がりを追求している。

 もちろん足まわりやメンバーまわりの作り込みについても抜かりはない。土台となるエンジン、ミッション、デフマウントはアルミ削り出しのワンオフ品で、なんとリジットマウント。さらに前後のロワアームは調整範囲が大きい海外製のスチール品に変更し、ホイールアライメントを最適化。全長調整式車高調をセットして、ブレーキは4輪ディスクブレーキ化している。

ハザードスイッチやキルスイッチが整然と並ぶカーボン製センターコンソールなど【写真41枚】


1978年式 日産 フェアレディ Z-T(S31)
●エクステリア:FRPフロントスポイラー/ボンネット、丸源商会製FRPドア/リアゲート/オーバーフェンダー、パーツアシスト製テールランプ、マーシャル製ヘッドライト、サベルト製トーループ
●エンジン:L28型改3.0L仕様、ホンダXL500用鋳造ピストン、L14型用コンロッド、ニスモ製オプションクランクシャフト、バルブ軽量加工(IN:φ44mm、EX:φ35mm)、柿本改製バルブスプリング、純正オイルパン容量アップ加工、アルミ製ワンオフエンジンマウント、ワンオフオイルキャッチタンク
●吸排気系:OERφ47mmキャブレター、ワンオフφ42.7mmステンレスタコ足(6-1集合)、ワンオフφ80mmステンレスマフラー
●点火系:ダイレクトイグニッション化、RB型用純正ECU
●冷却系:トラスト製アルミ3層ラジエーター、電動ファン追加
●燃料系:ステンレス製ワンオフ燃料タンク、S13用燃料ポンプ、燃料ライン引き直し(アルミ)
●駆動系:OS技研製ツインプレートクラッチ、240ZG純正ミッション、R200デフ(ファイナル4.7)、アルミ製ワンオフミッション&;デフマウント
●足回り:ブリッツ製改ワンオフ車高調、調整式フロントロワアーム、調整式リアロワアーム、240ZG用リアスタビライザー流用、ワンオフタイロッド
●ブレーキ:(F)DC5用ブレンボ製キャリパー流用、S2000用ローター、(R)PS13用キャリパー流用、ブレーキライン引き直し(スチール)
●タイヤ:(F)ヨコハマ アドバンA050 205/50R16 (R)ブリヂストン ポテンザRE11-S 225/45R16
●ホイール:RSワタナベ 8スポーク (F)16×;8.5J (R)16×;9.5J
●内装:MOMOバックスキンステアリング、オートメーター製追加メーター(タコ、スピード、油圧、水温、燃料)、ブリッド製ジータⅢスポーツC、オリジナルハーネス、開口部スポット溶接追加

【5】に続く