国内外の旧車を30台以上も乗り継いできたオーナー。息抜きのつもりで購入したKP61でコンパクトスポーツの魅力に覚醒。サニトラなどを経て、軽量かつコンパクトで普段使いも快適にこなせる相棒として、510ブルーバードを選んだ。その中でも、かつてアメリカのレースシーンで活躍した2ドアセダンをベースにしているのがコダワリだ。

【1970年式 ダットサン ブルーバード2ドア 1300 DX Vol.2】【1】から続く

 AT、クーラー付きの極上フルノーマル車を手に入れ、スタートさせたのは、エンジン、サスペンション、ボディ、内外装と、フルにアップデートを図ったプロツーリング仕様作り。特定のパートだけを突出させるのではなく、トータルで極限まで完成度を高めるのが目的。どこをクローズアップしてもセンスを感じるような、見どころ満載のドリームカーを目指した。

 とはいえ、やはり悩んだのはエンジンチョイス。当初は輸出仕様のL20B型を探していたが、その過程でサファリヘッドを中心に構成する名機LR20B型を入手。ウエーバー+タコ足からインジェクション仕様へと、順調に発展させていたが、ある日、エンジンをブローさせてしまう。

【画像35枚】エンドレスの4ポットキャリパーにφ276mmのディスクを組み合わせたフロントブレーキなど





補強バーを構築する上で純正の燃料タンクが邪魔になったため、フューエルセーフの45Lタンクに置き換え、スペースを確保。


1970年式 ダットサン ブルーバード2ドア 1300 DX(510)
SPECIFICATIONS 諸元
●エクステリア:ヘアライン風ボディカラー、ステップモール&フューエルリッドスムージング、カーボン製前後バンパー/フロントスポイラー/ボンネット/トランク/トランクリッド、シビエ製スーパー4(ラリー用)+HID、ワンオフLEDテール、7点式ロールケージ+左右サイドバー+バルクヘッド貫通補強
●エンジン:L20B型用サファリヘッド+Z20型ブロック改2301cc(ブロックフィラー充填)、ボアφ89.25mm×ストロークφ92mm、圧縮比12.3:1、亀有製77Iカム(308度/10mmリフト)、/L型用ビッグバルブ(INφ46mm、EXφ38mm)/SPLバルブスプリング/鍛造φ89.25mmレーシングピストン、ライジング製RB30型用H断面コンロッド、純正Z22型クランク、ATI製ダンパープーリー
●点火系:SR20DET型用ダイレクトイグニッション/クランク各センサー
●吸排気系:ハセガワパワーサービス製インジェクション/φ48mmスロットルボディ(HKS製Vプロ制御)/手曲げ等長φ48mmステンレスタコ足(4-1)/φ70mmステンレスマフラー
●燃料系:FUELSAFE製45L安全タンク、RSターボ用燃料ポンプ、オリジナルコレクタータンク
●冷却系:DATSPORTS製アルミラジエーター、Earls Performance製オイルクーラー、CSR Performance製電動ウオーターポンプ、EMP/Stewart Components製電動ウオーターポンプ
●駆動系:OS技研製ツインプレートクラッチ、S15シルビア用6速ミッション、ニスモR180デフ(ファイナル4.11)、SYMS製アルフィンカバー、Wolf Creek Racing製CVシャフト
●操舵系:エンジンメンバー加工、S30Z用ラック&ピニオンステアリングラック移植
●サスペンション:(F)ハセガワパワーサービス製車高調(バネレート7.0kg/mm)/スタビライザー、Techno Toy Racing製 ピロロワアーム ピロテンションロッド、S30Z用ステアリングラック移植、テンションロッドリロケート、MADDAT製5Hカスタムビレットハブ/ピロアッパーマウント (R)ハセガワパワーサービス製コイルオーバー車高調/スタビライザー、DATSPORTS製調整式リアクロスメンバー、セミトレアーム強化&ショックマウントリロケート、S31Z後期5Hハブ
●ブレーキ: (F)エンドレス製4ポットキャリパー+φ276mmローター (R)R31スカイライン用キャリパー+φ260mmローター、ラインロック
●インテリア:Stack製メーター(ST8100)、レカロ製フルバケットシート(SPG-N)、内装アルカンターラ&ビニールレザー等で張り替え、アルカンターラ&ダイノックシート張りダッシュボード、ワンオフメーターパネル、Ididit製チルトステアリングコラム(ブラッシュドステンレス)
●タイヤ: ブリヂストン ポテンザRE050 195/45R17
●ホイール: Rotiform Forged Race SJC (F)17×7J ±0(R)17×8J +31



【3】【4】に続く