【1972年式 日産 フェアレディ 240ZG Vol.1】

 かつては330やY30といった歴代セドリックに夢中だったオーナー。イベントに参加したある日、道中でショートとGノーズの2台のZが道を譲ってくれた。その時のカッコよさは鮮烈な印象となって脳裏に刻まれ、すぐにZを探しはじめ、出合ったのがこの240ZG。Gノーズのシルエットにほれ込み、所有していたセドリックをすべて売り払い、手に入れたそうだ。

真っ黒なシートが欲しくて探し出したレカロのエルゴメイド。純正で装備されていたものは継承するのがポリシーのコクピットなど【写真14枚】

 基本的に愛車へのポリシーとアプローチはセドリックに没頭していた頃から変わらない。ノーマルのシルエットに程よいローダウン+ホイールぐらいを理想とする。まずは「純正で採用しているものは純正と同じ位置に装着したい」と、徹底したレストアを施すのがオーナー流。その上でメッキ加工などを細部にまで取り入れ、自分以外は気付かないところまで美しく仕上げるのが好み。ノーマルの良さを引き立てたシンプルメイクを基本スタンスとしている。

 そのため、車両製作は修理とレストアに大半を費やし、足まわり、エンジン関係、ライトカバーなど、入手できるものはすべて新品に交換。作業を効率よく進めるため、2柱リフトも導入した。


【2】に続く