家族の成長を見守り続けた20年間、30万km超えのサニーセダンGX5

20年間も連れ添えば、酸いも甘いも噛み分けられる。しかも365日欠かさず運転していたとしたら、もはや一心同体ともいえる存在になるはずだ。今回、登場していただくオーナーとその愛車であるサニーGX5との付き合いは、まさにそれ。子供ができたのを機に選んだ貴重な4ドアモデルは、ずっと家族の成長を見守り続けてきた。そのヒストリーを紹介しよう。

【1973年式 日産 サニー 4ドア セダン GX5 Vol.3】【2】から続く

 
▶▶▶【画像35枚】スライドバルブのレーシングキャブという性格上、部品点数が多いうえに摩耗が激しいため、まだ1万km程度だがそろそろリフレッシュが必要な時期だというFCRキャブなど

 オーナーの元にやってきたB110サニーGX5は、当時、すでに旧車の領域に達していたが、街乗りでの走りは十分に満足できるものだった。とはいえ根っからの走り好きだけに、A12型エンジンのノーマルで乗っていたのははじめの1年半ほどだけ。富士スピードウェイに走りに行き、チューニング好きの火が再燃することになる。

「サーキットでは意外に遅くて、ブレーキを踏むところがないくらい。タイムは2分30秒位(旧コース)でしたね。そんな時にフリーマーケットでA14型改15の中古エンジンを見つけて載せ替えたところ、2分7〜8秒くらいまでタイムアップ。A型エンジンの潜在性能の高さを思い知りました」と語る。




1973年式 日産 サニー 4ドア セダン GX5(B110)
SPECIFIVATION 諸元
■ エクステリア:キャロル純正H4ライト、HID
■ エンジン:A14型改15、まつおか製80度カム、ビックバルブ(IN:φ38mm、EXφ32mm)、
亀有製バルブスプリング/バルブガイド/バルブシート(ベリリウム)、コスワース製鍛造ピストン、
純正加工クランク/コンロッド(WPC&DLC加工)
■ 燃料系:リターンシステム、ニスモ燃料ポンプ、コレクタータンク、ホーリー製燃圧レギュレーター
■ 電気系:ウルトラ・プラグコード、アルト純正コイル、サニトラ用フルトラデスビ
■ 吸排気系:ビトーR&D JBパワーFCRキャブレターφ41mmダウンドラフト(特注ニードル)、
フジツボ製B310用タコ足、自作マフラー(φ60→φ50→φ60mm)
■ 冷却系:13段オイルクーラー
■ 駆動系:マーチR用クラッチ、直5ワーナー仕様ミッション、ニスモLSD(ファイナル3.9)
■ サスペンション:B310用自作車高調(F:4kg/mm、R:2.8kg/mm)、AE86用ピロアッパー、ホーシングキャンバー加工
■ ブレーキ:(F)R32純正2ポットキャリパー流用、AE86用スリットローター、(R)ベレット用アルフィンカバー
■ インテリア:OPTタコメーター、大森メーター製追加メーター(水温、油温)、3点式自作ロールバー、
ハコスカ用レースミラー、ダッツンバケットシート、PYROTECT5点式ハーネス
■ タイヤ:KENDA 175/60R13
■ ホイール:RSワタナベ・4本スポーク (F)13×6.5J、(R)13×7J

【4】に続く